こんにちは、ほそいあやです。
2020年の年末、山手線駒込駅近くに一軒のもつ焼き屋さんがオープンしました。
駒込という山手線では比較的地味な駅にもかかわらず、SNSで目に触れることが多く、美味しそうな写真が流れてくるわくるわ。「オープンから間もないのに…このお店ナニモノなのだろう」と気になってしまう日々。
時は緊急事態宣言期間。調べてみると、アルコール提供は19時までの20時閉店と都の要請通りですが、昼から営業しているとのこと。我々飲ん兵衛にとっては19時までしかお酒を注文できないのは残念ではあるけれど、昼酒を罪悪感なく楽しめると考えよう、ということで開店直後の予約をとりいってきました。
※店舗は新型コロナウイルス感染症対策を実施しており、取材も対策を講じた上で実施しました。
お店の前にはすでに数人待っているお客さんが。店内はカウンターがメインで、古き良き居酒屋の風情。
実は「高賢」は別の人気店で技術を磨いた職人さん達がはじめたお店で、元のお店の常連さんがこぞって来店するそうです。最初から人気店のわけだ。
飲み物メニューはコダマ、ハイサワー系充実。下町っぽさ……アツい。
青リンゴサワーってあると絶対一杯目にしてしまう。甘酸っぱさで食欲が増進しそうな気がするんですよね(私だけ?)。
とりあえず、さっと出る一品ではじめるぞー。
このメニューはすっごい迷うわ。もう全部美味しそう。
とりあえずお新香(200円)はマスト。
トマトとザーサイのナムル(380円)。スタートはしょっぱい野菜がいい。
マグロ脳天炙り刺(500円)。脳天、マグロの一番美味しい部位だと思う。
刺身を塩で食べるのが好きなので大粒の塩がついていて歓喜しました。
串メニュー。肉刺しもあるの嬉しい。
レバーとかしら。ぎゅっと四角く串打ちされたレバーの美しいことよ。食べられる宝石ですね。塩でいただきました。焼き加減が絶妙で甘くとろける。これが150円で食べられるとは。
かしらあぶら。やきとん屋でたまに出会う部位です。豚の頭の脂の多いところらしい、そのまんまだ。タレ&ちょい焦げに焼くのがおきまり。脂がカリカリになってしつこくなく食べられるのです。これはお酒がすすみますね……
チーズつくね(300円)。見たままの美味しさです。ボリュームあります。
カマンベール炭焼き(280円)。うまい。はちみつと黒胡椒だなんて反則ではなかろうか。 あまりに美味しくて家でもやりたいと思ったけど炭火焼きだからこその味なのでしょう。
もつ焼きに合うサワーといえばバイス。シソとか梅が恋しくなるのはなぜだろう。脂を流してくれそうでさっぱりと飲み続けられるのだ。
鯨レバ刺風(480円)。レバ刺し規制がされて久しいけど、鯨をごま油と塩で食べられるのだからいいやと思える。味が濃くていうことなし。
ハツ刺(420円)。この桜色、ずっと見ていたい。こういうお花見もありだ。
ハツの歯ごたえってそれだけでお酒の肴になるというか、最高ですよね。
レバユッケ(580円)。SNSで見て食べたかったやつ!
低温調理したぷるんぷるんのレバーに絡み合うタレと卵黄。レバー好きは絶対頼んでください。これだけ食べに来てもいいくらい好き(笑)。
デザートは梅干しサワー。梅干しサワーって日本が誇るドリンクだと思う。この梅干し、甘さと塩気のバランスがよくておいしかった。
以上、大満足の「高賢」でした。お客さんが絶えないのがわかりまくりました。
串焼きだけでなく、一品もののバリエーションが飲ん兵衛ごころをくすぐるものばかりで、何度訪れても飽きないと思います。あと、料理ひとつひとつに手を抜いていないのも人気の秘密だとわかりました。
私は駒込の住人なのですが、高賢の登場は「この街に新しい風が吹いたな」と実感せずにはいられない出来事でした。ぜひ予約をしていってみてください。
紹介したお店
もつ焼高賢
TEL:03-6912-2959
※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです。
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください。
著者プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/
Source: ぐるなび みんなのごはん
「山手線で一番降りない駅」に吹く新しい風…!駒込「もつ焼 高賢」がお酒も串も刺しも花満開の旨さでした