プロに聞いた「美味しいうなぎの温め方」。テイクアウトから真空パックまで、ひと手間でお店の味に!

グルメまとめ

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2021年土用の丑の日

2021年の土用の丑の日は、7月28日(水)です。1年でも最も暑い季節、平賀源内の発案に踊らされている気もしますが、日本人としてはうなぎで夏バテ回復といきたいところです。

近年枯渇しつつある、貴重な資源の一つでもあるうなぎ。せっかくいただくなら美味しく食べたいものです。鰻屋さんに気軽に足を運べない昨今、今年は今まで以上にお弁当、テイクアウト、出前、スーパーで買ううなぎ、真空パックのうなぎを利用する方も多いのではないでしょうか。

そこでこちらの記事では、プロ直伝「美味しいうなぎの温め方」をまとめました。ぜひご利用ください。

レンジでチンするだけではなく、ちょっとひと手間をかけるだけで、買って帰ってきたうなぎもグン!と美味しいできたての味になりますよ。

 

ちなみに、今後の土用の丑の日ですが、2022年は7月23日(土)、8月4日(木)の2回。2023年は7月30日(日)。2024年も7月24日(水)、8月5日(月)の2回。2025年も7月19日(土)、7月31日(木)の2回です。

テイクアウトした「うなぎ屋さんの蒲焼き」にはアルミホイルを使う

うなぎ 温め方

「今日は美味しいうなぎを食べよう!」と、フンパツして買ったひと串1,000~3,000円クラスの蒲焼き。

せっかくなので、お店で食べるのと同様に家でも美味しく食べたいものです。お店の人に美味しく食べられる温め方を聞いてみました。

「温め方?レンジでいいんでしょ?」と思われがちですが、電子レンジでチン!…は味や風味が損なわれてしまいます。

こちらの順番でどうぞ!

  1. アルミホイルでやさしく包む
  2. オーブントースターで5分焼く
  3. 一度ホイルを開け、タレをスプーンで全体にまぶす
  4. ホイルを開けたまま1分焼く

※蒲焼きがホイルにくっつかないように薄く油を塗ってから焼くようにして下さい

 

ふわっふわの蒲焼きが復活します。

炊きたての白いご飯に残りのうなぎのタレをまぶし、アツアツの蒲焼きをのせてかき込みましょう!

スーパーの「タレがべったりうなぎ」は熱湯でタレ落とし

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値段も鰻屋さんで売っているよりも安くて、量もあるのでお手軽なのが、スーパーで売っている串を打っていない長いままのうなぎの蒲焼き。

リーズナブルだけどちょっと固いし、あの甘ったるいタレが苦手なんだ…という声も多く聞きます。そこで、輸入・国産どちらにしてもスーパーの安いうなぎを美味しく食べる方法をご紹介しましょう。

まず、パックのうなぎにたっぷりかかっているタレですが、あれは見た目重視のために多くかかっているそうなので、思いきって落とします。 バットやお皿に長いまま置いて、やかんで熱湯をかけながらタレを丁寧に流します。そしてすぐに引き上げ、キッチンペーパーでやさしく水気を取ります。

次にうなぎがくっつかないように油を薄く塗ったアルミホイルに置き、お酒を小さじ2杯ほどふりかけてしっかり包み、魚焼きグリルに入れて3~4分ほど焼いて下さい。

まとめると下記です。

  1. バットまたはお皿に長いまま置く
  2. 熱湯をかけてタレを丁寧に流す
  3. 流したらすぐに引き上げ、キッチンペーパーでやさしく水気を取る
  4. 油を薄く塗ったアルミホイルに置き、酒を小さじ2ふりかけてしっかり包む
  5. グリルに入れて3~4分焼いて完成!

 

真空パックのうなぎは直火で炙るべし

うなぎ 温め方

「焼きたての味」をそのまま…と書いて販売している真空パックのうなぎ。

ラップをかけてレンジでチンしたり、湯煎にしたり、フライパンで酒蒸しにしたりする人もいますが、もっと美味しく食べられる方法があります。 その秘訣は、「直火で炙る」こと。

柔らかさだけではなく、香ばしさもうなぎの美味しさのうち!ちょっとひと手間かけて美味しさを再現しましょう。うなぎはパックのまま人肌ほどのお湯に浸して温めます。

そして十分に熱した魚焼き網の上のせ、中~強火で、表面がブツブツと泡立ってくるまで焼きます。

ここでうなぎのタレ(付属で付いてなければ市販のうなぎのタレでもOK)を全体にのばし、かるく炙って出来上がり。焼き立ての味が再現できます。

まとめておきます。

  1. パックのまま人肌ほどのお湯で湯煎
  2. 熱した魚焼き網にのせ、表面がプツプツと泡立つまで中火~強火で焼く
  3. 火を弱めうなぎのタレを全体にのばし、軽く炙ったら完成

 

お弁当はうなぎとごはんを分けて温めよう

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鰻屋さんのちょっと上等な蒲焼き弁当も、コンビニやスーパーで売っている蒲焼き弁当も、そのままレンジでチン!…ではなく、ひと手間かけて温めて、できたての美味しさを再現しましょう。

ポイントは蒲焼きとごはんを別々に温めること。蒲焼きはここまで書いてきたテクニックのあわせ技です。

  1. お弁当から蒲焼きを崩れないように外してアルミホイルにのせる(タレが過剰な場合は熱湯で洗い流す)
  2. お酒をすこしふって、グリルで中火で3~5分ほど焼く。焦がさないように注意
  3. レンジで温めたごはんにのせていただく

香ばしさが戻って美味しくいただけます!

ちょっと上等な山椒とタレでさらに美味しく

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お好みにもよりますが、ひと手間かけて温め美味しくなったうなぎをより美味しく食べるためには…

 

1. ちょっと上等な「山椒」を用意する

食べる直前に自分で挽くタイプのミル付き山椒や老舗専門店の山椒などは、ぐっと香りも高くなるので、蒲焼きにぴったりです。

 

2. 市販のうなぎのタレを用意する

うなぎ好きなら、ちょっとタレにこだわりましょう。無添加でまろやかな甘さにこだわった自家製タレなどいろいろと販売されています。ご飯に多めにまぶすとより美味しくいただけます。

 

著者:みんなのごはん編集部

Source: ぐるなび みんなのごはん
プロに聞いた「美味しいうなぎの温め方」。テイクアウトから真空パックまで、ひと手間でお店の味に!

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