チルドの安い焼売が好きだ!
スーパーにいけば100円前後でいつも買えて、簡単な調理で食べられる満足度の高い食品といえば、私の場合は楽陽食品の「チルドシウマイ(焼売)」が暫定1位です。
春夏限定で「国産きゃべつ焼売」という同じメーカーの商品もあり、値段は(私が買っている店だと)同じなので、どっちを買うか毎回迷ってしまいます。
好きなんですよ、焼売。迷うといえば「シウマイ」と「焼売」、どっちで表記するべきか悩むところですが、今日のところは「焼売」と書きます。
迷った末に両方買うことも多いです。
この焼売は火が通っているので、温めるだけでおいしく食べられます。ってわざわざ説明しなくてもご存知ですよね。
箱の裏に書かれた「お召し上がり方」を確認すると、蒸し器で蒸す、電子レンジで加熱する、フライパンで焼く、と3通りの方法が紹介されていました。
トレーのままチンできるのがうれしい。ラップに穴を開けるのが楽しいんだ。
肉よりも野菜が多いヘルシーなきゃべつ焼売。カロリーも少し控えめ。
ちなみにツイッターでチルド焼売の調理方法を調査したところ、レンチン、焼き、揚げ、蒸しという順番でした。やっぱり簡単が一番ですね。
記事を書く上でのアンケート。焼売(スーパーで100円くらいのやつ)の食べ方はどれが多いですか。その他はリプに書いてね。
— 玉置標本:私的標本/趣味の製麺 (@hyouhon) June 3, 2022
こちらはイオン系で売られている焼売ですが、製造は同じく楽陽食品でした。ただ中身は微妙に違うようです。
こちらは焼き焼売ではなく、揚げ焼売が紹介されています。
チルド焼売は蒸しても焼いても揚げてもうまい
私もトレーのままレンチンして、そのまま食べることが多いです。こんなに安くて簡単なので、食べながら「これが100円前後で大丈夫なの?」って毎回思ってしまいます。蒸しても焼いても揚げてもうまい!
もちろんもう少し予算を増やせば、もっと中身が肉々しかったり、エビがプリプリしたりする豪華な焼売もたくさんありますが、これはこれとしてうまいんですよね。
レトルトごはん、レトルトカレー、チルド焼売という組み合わせが大好き。
レンチンでも十分おいしいですが、ちゃんと蒸し器で温めるとその本領が発揮されます。皮がふわっとしてうまいんですよ。左がきゃべつ焼売、右がノーマル焼売。
最近になって焼いて食べることを覚えました。香ばしく焼いた皮がカリっとしてうまい。皮が破れたり具がはみ出ることがほぼないので、餃子よりも気楽に焼けるのもポイント。
家で揚げ物をすることが苦でなければ、ぜひ揚げてみてください。カリカリの皮と熱々でジューシーな具の組み合わせは、コンビニのホットスナックっぽい美味しさです。
焼売アレンジレシピを考えてみよう
このように簡単な調理で十分に、いや十二分においしいチルド焼売ですが、もうひと手間を掛けたアレンジレシピを試してみました。
焼き焼売と生ピーマン
料理名そのままの料理ですが、カリっと焼いた焼売を氷水で冷やしてパリっとさせた生のピーマンに乗せることで、「いつものあの味」のちょっと気取った姿が楽しめました。
「焼いて売る」と書く焼売の語源は様々な説があるみたいです。
ピーマンを生のまま氷水で冷やします。アイデアはブロガーのぶち猫さん。
ピーマンに焼いた焼売を乗せるだけ。パリッとカリッの豪華共演。
ピーマンが嫌いでなければ超おススメ。ぜひビアガーデンにおいてほしい。
ただピーマンに対して焼売の味がちょっと弱いので、辛子醤油、チリソース、塩胡椒などでお好みの味を足すとさらに良さそうです。
焼売の味噌汁
水餃子という選択肢がある餃子と違って、液体の中ではあまり見かけない焼売ですが、試しに味噌汁の具にしてみたところ、ものすごく具だくさんなワンタンのような食べ物になりました。
皮がツルっとしてうまい!
ボリュームのある味噌汁が欲しいときにまた作ります。
水焼売、意外とアリです。この調子なら中華スープやインスタントラーメンなどに入れてもよさそうですね。
ちなみに友人曰く、醤油味で甘辛く煮ると弁当のおかずに最高とのことでした。
焼売チリ
エビチリを食べた後、ソースだけがたっぷりとお皿に余ることがありませんか。そこで焼売の出番です。
チリソースに焼売を絡めてレンチンすれば、焼売チリのできあがり。
中華料理屋の賄い料理にありそう。
もちろん焼売はエビの代わりにはなりませんが、どこかの町中華の店にありそうな一品に仕上がります。賛否が分かれるかもしれませんが、私は好きです。
エビ焼売を使えば、よりチリソースとの相性が良くなるかも。同じ理屈で焼売をトムヤムクンの具に加えても良さそうですね。
麻婆焼売豆腐
中華料理でもう一品。麻婆豆腐を作るときに、焼いた焼売を加えてみました。
挽肉が入っている麻婆豆腐なので挽肉で作る焼売が入っていても不思議ではないですよね。
麻婆豆腐に足りなかったのは焼売だったのか(異論は認めます)。
この味を知ってしまうと、通常の麻婆豆腐では物足りなくなる満足度。焼売を一番美味しく食べさせるソースは麻婆なのでは。
柔らかい豆腐と歯ごたえのある焼売とのコントラストも素晴らしい。もちろんごはんとの相性も最高です。
麻婆焼売豆腐丼、最高っす。
焼売のペペロンチーノ
ただ焼いただけの焼売もうまいですが、油をオリーブオイルに変えて、唐辛子とニンニクを加えてペペロンチーノにしてみました。
焼売も小麦粉でできた皮で包まれているので、広義のパスタ料理と呼べるかもしれません。
畑から収穫したばかりの柔らかいニンニクと焼きます。
もちろんうまい。このイタリア育ちの焼売は、ワインとの相性がよさそうです。
私がバルの店長だったら、「中華風ラビオリのペペロンチーノ」みたいな適当な名前を付けてメニューに載せたことでしょう。
仕上げにパセリを散らしました。イタリアにこういうパスタがあると言われたら一切疑わずに信じます。
焼売のラザニア
イタリアンな焼売をもう少し試してみましょう。小麦粉の皮と肉という組み合わせなら、広義のラザニアに展開できるかも。
そこでパスタ用ミートソースを上から掛けて、電子レンジで温めてから、チーズを乗っけてオーブンでこんがりと焼いてみました。せっかくなのでカルボナーラソースも試してみます。
小麦の皮で包まれた焼売にはパスタソースも合うのでは。
ソースをかけたら電子レンジで温めます。
チーズを乗せてオーブンでこんがりと。
この料理は美味しいけれど、ラザニアからはかなり遠かったです。ふんわりした焼売の口あたりが優しく、どちらかというとミートボールを彷彿とさせます。こういうイタリア料理もありそうですね。
ちょっとソースの味が強すぎるので(パスタ用ソースなので)、焼売の下にライスを入れた「焼売ラザニアドリア」、茹でたマカロニを加えた「焼売マカロニグラタン」にしたら完璧なバランスになりそうです。もはや何を作っているのかよくわかりませんが。
美味しいけど濃すぎるかな。なにか炭水化物と一緒に食べればバッチリ!
焼売のオープンホットサンド
焼売を焼くときにホットサンドで使う挟む道具を使うと両面がこんがりと焼けて美味しいそうです。でもどうせならパンも一緒に焼きたいなということで、八枚切りの食パンに並べて焼いてみました。
パンで挟んでしまうとまったく焼売に焦げ目がつかないので、パンは片面だけのオープンサンド方式です。
1パック12個入りの焼売が全部きれいに並びました。
まずは焼売側をこんがりと焼きます。
焼売だけだとパンとの馴染みがちょっと悪そうなので、一切れのバターを溶かして脂質という幸せをプラスし、仕上げに辛子を塗ってみたところ、チーズケーキをホールで食べるくらいの背徳感があるオープンホットサンドになりました。
冷たい牛乳が最高に合います。
ひっくり返してパン側を焼くときに、一切れのバターを追加しました。これによってパンと焼売が見事に馴染むのです。
恐ろしく満足度の高いパンが出来上がりました。
焼売のソーセージマフィン
焼売にパンという意外な相性の良さを知ったところで、もしかしたら大手ハンバーガーチェーンの朝メニューでお馴染み、ソーセージマフィンに近いものができるのではと思いつきました。
クッキングシートで4つの焼売を挟んで潰し、そのシートのままオーブンに移動させて、パスコの超熟イングリッシュマフィンを開いて、その下側にはスライスチーズをのせて、全部並べて焼いて重ねます。
クッキングシートで焼売を潰すというのが肝ですね。
そのシートのままオーブンで焼くので無駄がありません。
これが予想以上にちゃんとソーセージマフィンで驚きました。潰した焼売があの独特なソーセージに似るという大発見。
本物と比べながら食べると明らかに別物であると気づいてしまうかもしれませんが、これ単体で食べる分にはなかなかにソーセージマフィンなんですよ。
これが意外とソーセージマフィン!
焼売を潰さずにたくさん挟んでも、ボリュームが出ておいしい。
ということで、どうやら私は炭水化物が好きなようです。
いつもはそのまま食べる焼売ですが、一つの食材と捉えると無限の料理法が試せます。他にもたくさんアイデアはあるのですが、今日のところはここまでで!
Source: ぐるなび みんなのごはん
蒸す、焼く、揚げる、だけじゃない。安いチルド焼売のアレンジレシピを考えてみよう