こんにちは。料理家の河瀬璃菜です。
みなさま、「バクテー」という料理をご存知でしょうか?
バクテーは、シンガポールやマレーシアで日常的に食べられているスープ料理のひとつ。簡単にいうと、骨付きの豚肉とスパイスをたっぷり入れて煮込んだ薬膳スープなのですが、私、最近コレにめちゃくちゃハマっているんです。
ずっと来たかった、朝粥のお店👌✨
叙序圓@鎌倉
お母さんの人柄のような優しい台湾粥と身体に染み渡る絶品バクテーが食べられるお店。
the癒し。心と身体がほぐれる味😭この日の日替わり粥はピータン粥。さつまいも粥や肉キノコ粥も美味しそうだったな。
粥、バクテー、小鉢3品で950円✨ pic.twitter.com/TWxuNDfQXv
— 河瀬璃菜 りな助 (@Linasuke0508) 2020年3月7日
最近、謎にバクテー研究してる😌
新加坡肉骨茶@鎌倉のバクテーは、しっかりしたスパイス感と黒胡椒のパンチが効いてる!
むっちりと食べごたえがある排骨は黒醤油をつけて食べると◎
ラクサも発酵白菜の水餃子も美味し〜👍
お店のお姉さんたちの声かけが自然で心地よく、ファンになってしまった☺️ pic.twitter.com/haNhrPf5dR
— 河瀬璃菜 りな助 (@Linasuke0508) 2020年11月13日
いろいろなお店にバクテーを食べに行っていますが、ジワッと身体に染み渡る優しい味わいが、日々の疲れを癒してくれます。
お店で食べるのももちろん最高なのですが、美味しいバクテーを家でも手軽に作れたらいいなぁ…ということで、今回、レシピをまとめてみました!
ここで私が取り上げるのは「シンガポールバクテー」。マレーシアの醤油を使った薬膳感の強いバクテーとは異なり、シンガポールのものは胡椒、にんにくが強めで、すっきりとした味わいの透明なスープが特徴です。
どちらもそれぞれのよさがあって美味しいのですが、より簡単に作れるシンガポールバクテーを紹介しますね。
超簡単、材料入れて煮込むだけのバクテーレシピ
■材料(作りやすい量)
- 水・・・2,000cc(干し椎茸の戻し汁含む)
- 豚スペアリブ・・・500g
- 玉ネギ・・・1個
- 長ネギ・・・1本
- 干し椎茸・・・5~6枚
- 花椒(パウダー)・・・お好みで
- パクチー・・・お好みで
- 生姜・・・2枚
- 塩・・・適量
- 鶏ガラスープの素・・・大さじ3
- 【以下A】
- 八角(ホール)・・・2個
- ブラックペッパー(ホール)・・・10粒
- シナモンスティック・・・1本
- クローブ・・・10粒
- ローリエ・・・1枚
- 生姜(スライス)・・・3枚
- にんにく・・・1玉
■下準備
- 干し椎茸を水で戻す。
- たっぷりのお湯に長ネギの青い部分と生姜を2枚入れ、豚スペアリブを茹でこぼす。
■作り方
1. 玉ネギはくし切りに、パクチーはざく切りに、長ネギの白い部分は5cm幅の斜め切りにする。戻した干し椎茸の軸を切る。
2. 鍋に2,000ccの水(干し椎茸の戻し汁も使う)、鶏ガラスープの素、【A】、玉ネギ、白ネギ、干し椎茸、茹でこぼしたスペアリブを入れ、一煮立ちさせたら蓋をして、弱火で1~2時間煮込む。仕上げに塩で味を調える。
※面倒でなければ【A】はお茶袋などに入れて煮出すと食べやすいですよ!
3. お好みでパクチーを散らし、花椒をかけていただく。
口のなかでほろほろと崩れるような、柔らかいお肉が好きであれば、煮込み時間を長めにしてみてください。食べる際に、黒酢と醤油、ラー油を混ぜたタレをお肉につけてもこれまた美味しいですよ~。
茹でた素麺を入れて、煮麺のようにして食べるのもオススメ!
寒さや疲れで弱った身体にジワッと染みる味わい。食べている最中から身体がポカポカと温まってくるのがわかります。
冷えがちなこの時期、ぜひ作ってみてほしい一品です。
著者プロフィール
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。
レシピ開発、商品開発、食の企画やコンサル、レシピ動画制作、企画執筆、編集、イベントメディア出演、料理教室など食に纏わる様々な活動をしている。
SONY XperiaのCMやKIRIN本麒麟の広告への出演などその活動は多岐にわたる。
近年では地方を元気にするための6次化商品の開発に力を入れている。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」 など
Blog: http://lineblog.me/linakawase/
Twitter:https://twitter.com/linasuke0508
Source: ぐるなび みんなのごはん
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