一時期は食べることができなかったユッケですが、現在では保健所の厳しい検査をクリアした店舗でのみ、生肉の提供が可能になっています。
生肉の提供が可能な店舗では、ユッケはもちろん、ドレスのような生肉をまとった肉寿司などの生肉メニューが充実! 今回は、東京で安全安心にユッケを食べられるお店を、”ちょっとパワーが欲しい時はユッケが無性に食べたくなる”ライターの青山のりこが厳選してご紹介します。
取り上げるのは衛生面で安全だからこそ安心して美味しくユッケをいただける名店ばかりですが、いくら安全でも相手は生肉。お子様・高齢の方・妊娠中の方・体調がすぐれないなど抵抗力が弱い方は生肉を食すのは控えてくださいね!
【池袋】焼肉清江苑 池袋西口本店
池袋駅西口から徒歩2分、劇場通りからすぐの「焼肉清江苑 池袋西口本店」はA5ランク黒毛和牛を使用している人気店です。創業は1970年(昭和45年)の老舗で、清江苑は都内に4店舗を構えています。
清江苑でいただける生肉メニューのラインナップは
- 清江苑ユッケ
- レアステーキ
- レアステーキ握り
となっており、清江苑では保健所から「認定生食用食肉取扱者等設置施設」の認定を得ています。生肉の加工処理を同店のセントラルキッチンで行い、毎日ユッケ専用の運搬容器に入れてその日に提供する分だけ店舗に運んでいるため数量限定。安全で安心なユッケは貴重なのです。
本日いただくメニューは「清江苑ユッケ」1,650円、「レアステーキ握り」2貫990円です。
さっそくリピーターが多いという「清江苑ユッケ」から。ユッケに使用されている部位はA5ランク黒毛和牛のモモ肉で、味付けは醤油ベースの甘めな特製ダレ。赤身肉&色濃い卵黄で生肉欲をそそられます!
卵黄を割りお肉と混ぜてから、さらに添えられている細切りのリンゴを混ぜて、待ち望んでいたユッケをいただくと……
ひんやりした生肉独特のムチっとした食感、卵黄と甘めの特製ダレがマイルドながら、どんどん箸が進む美味しさ。
今までユッケはなんとなく数人でシェアして食べるイメージでしたが、これからは何があっても一人一皿でオーダーすると誓いました。清江苑では数人でユッケをシェアする場合も直箸にならないよう、取り分け用のお箸と取り皿を用意してくれるのも嬉しいですね。
続いて、厳選したA5ランク黒毛和牛のロース肉の表面を炙ったレアステーキを握った「レアステーキ握り」を。こちらの肉寿司は、特製ダレとわさび醤油の2種類から選ぶことができるとのことで、今日は特製ダレでいただきます。控えめな味付けの特製ダレが柔らかいロース肉とごはんに合うこと…!
ユッケをはじめ生肉メニューは大人気で品切れすることも多いとか。席の予約と一緒にユッケも予約できるそうなので、絶対食べたいという人は要予約です。
ちなみに「清江苑ユッケ」は単品でのみオーダーが可能ですが、「レアステーキ握り」は「清江苑コース」(1人5,500円)、「贅沢コース」(1人7,370円)の人気のコースにも1貫ずつ含まれるので、焼肉をコースで味わいながら堪能するのもオススメです!
「清江苑コース」の詳細はこちらから
「贅沢コース」の詳細はこちらから
店内はカップルシートやボックス席、テーブル席など人数や用途に合わせて、清潔で居心地のいい席が用意された広々空間。席ごとの間隔がしっかり取られているので、プライベート感も守られるのがうれしい。もちろん換気もバッチリです。
紹介したお店
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※本記事に掲載された情報は、取材日時点のものです
※電話番号、営業時間、定休日、メニュー、価格など店舗情報については変更する場合がございますので、店舗にご確認ください
【上野】上野太昌園 本店
焼肉店や韓国料理店がひしめく上野で、本店をはじめ3店舗を構える「上野太昌園」は、1963年(昭和38年)創業の歴史ある焼肉店です。広小路横丁からほど近くの本店は創業以来、3回の全面改装を経て、店内はモダン&シックなテイスト。1階はテーブル席やカップルシート、2階には個室を設けています。
太昌園でいただける生肉メニューは…
- 黒毛和牛のユッケ(1,650円)
- 牛刺(1,800円)
- 数量限定の「シルクユッケ」(2,500円)
です。本日は数量限定の「シルクユッケ」をいただきます!
シルクユッケは特選黒毛和牛から取り出した、新鮮な生食用の極上霜降り肉を薄くスライス。丸い平皿にこれでもかと敷き詰められたシルクユッケ、その上には「プレミアムエッグ紅」の色濃い卵黄、しょうゆベースの甘めのタレと、長ネギとニンニク、ゴマ油が香る塩ダレがかかっています。
まず卵黄を割ってから一切れ口に含むと、上質な脂が口の中で溶けて、名前の通り、“シルク”のように滑らかでとろけていく感じ。
このままシルクユッケのひんやり&とろける食感を楽しみたい…というのもあったのですが、この味付けは絶対ごはんに合うに違いない、ということで、白ごはんをオーダー。
ホカホカごはん&ひんやりしたシルクユッケを乗っけていただくと、肉の脂がほんのり溶けてこれまたとろける食感に加えて、肉の旨みや甘み、卵黄のコクなどが相まって“超贅沢TKG”的楽しみ方も。
いろいろな食べ方を満喫し、長ネギとニンニクの塩ダレはそのままアルコールのアテとして、甘めのしょうゆベースのタレはごはんに超合う! と思いました。
「上野太昌園」では店舗の調理場内に生食用の設備を設け、各店舗で保健所から「認定生食用食肉取扱者等設置施設」の認定を得ており、生食用の設備を設けるスペースがない店舗で生肉の提供はしていません。仕入れなどの関係でシルクユッケは数量限定でコースには含まれず、単品のみでの提供となっています(※高額なコースでは提供する場合があります)。
メニューに登場して以来、大人気のため常連さんは席の予約と一緒にシルクユッケも予約するそうです。
ちなみにシルクユッケと並んで、味付きネギを極上タンで包んだ「ネギ包みタン塩」2,500円も人気です。上野太昌園に行くことを目的に、上野恩賜公園周辺を散歩してお腹を空かせて訪れてみてはいかがでしょうか。もちろん予約は必須です!
紹介したお店
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【浜松町】焼肉 2+9 (にたすきゅう)浜松町・大門本店
次に紹介するのは浜松町または大門駅から歩いてすぐ、ユッケや黒毛和牛のたたき、肉寿司など生肉メニューが目白押しの「焼肉 2+9 (にたすきゅう)浜松町・大門本店」。日本全国から厳選した黒毛和牛赤身専門の焼肉店です。
「焼肉 2+9」では店舗の調理場内に生食用の設備を設け、保健所から「認定生食用食肉取扱者等設置施設」の認可のもと、加工から調理の許可を得ています。
店内は1階がボックス席、2階は半個室になっていて、席の間隔がしっかり取られプライベートも守られる落ち着ける空間。さらに屋上のガゼボテラスはフロア貸切でBBQもできます。
こちらでいただく生肉メニューは、数量限定の「極上ユッケ」(2,012円)と、さまざまな部位で握った肉寿司です。肉寿司は2貫からオーダー可能なので、この日はふたりでシェア。1貫ずついただきました。
内モモの赤身肉を使っているユッケはほどよくサシが入り、ねっとりした佇まい。味付けは「秘伝のドロダレ」か「塩ダレ」から選べ、この日は醤油ベースで甘めのドロダレに。
さっそく卵黄を割って、よく混ぜていただくとひんやりムッチリした赤身肉の美味しさを、ドロダレが引き立ててさらに卵黄が濃厚にしてくれる…! 1人で1皿は贅沢な気もしますが、これは絶対独り占めして食べたいやつです。
そして、さらに贅沢な肉寿司を…
肉寿司は「ごはんはどこ?」と思わされるくらいの大きいお肉がベロンとのっていて、例えるなら一反木綿のよう…。部位ごとにベストな味付けで提供されるので、そのままいただけます。
たとえば、サーロインなら軽く炙ってキャビアを、赤身は炙りなら塩こんぶ、生肉なら泡醤油とキャビアと芽ネギ、タンにはレモン、ミスジにはワサビ、さらにウニの肉巻きには泡醤油…という具合です。
一般的なお寿司だとシャリの重さは15gから20g程度ですが、2+9の肉寿司のシャリは10~12g程度なので、完全に肉が主役なのが数字からもわかります。
ちなみにディナータイムの「彩コース」6,050円と「華コース」8,250円には和牛の握り、和牛赤身のたたき、特選赤身ユッケが、「雅コース」11,000円には和牛の握り、ウニの肉巻き、特選赤身ユッケが含まれます。デザートプレートの用意もあるそうなので、誕生日や結婚記念日など特別な日の利用もオススメです。
Source: ぐるなび みんなのごはん
都内でユッケ・生肉を安全安心に食べられるオススメの焼肉店5選